セカンダリーゲイン
ホメオスタシス
ファミリーダイナミクス
これらの3つのファクターが効果を阻害します。
これらを知ることから始めましょう。
うまく対処したいものです。
セカンダリーゲイン
セカンダリーゲインとは病気や怪我、症状などの失表面的に見えている問題 を抱えていることで得られる二次的なメリットのことです。
例えばうつだからこれが出来ない。しなくてもいい。会社に行けない。学校に行けない。などの利得をが得られています。そしてそれことを自分では無意識で分かっています。問題を解決してしまうと、その問題を抱えていることで得られている セカンダリーゲインを失います。そこに抵抗が生まれるのです。
つまり意識的には治りたいと思っている人も無意識では抵抗していることもあります。そこをどう切り抜けるか難しいところです。
まずそういうことがあるということを知り、意識することから始めしょう。
一つの方法としてはセカンダリーゲインの魅力を減らすことです。学校や会社に行かず、家にいる人には家にいることの魅力を減らし、家事分担をするとか、勉強のハードスケジュールを組むとか。学校の方がいい。そうなればセカンダリーゲインは消滅します。
ホメオスタシス
ホメオスタシス、恒常性。環境の変化に対して体内の環境を一定に保つことで体の機能を保全します。もうほとんど本能の分野です。病気や症状も慢性化し、恒常性を持つとそれを変化させようとするものに本能的に抵抗します。
これを強く感じるのはPTSDを抱えるクライアントにそれを開放させる、ディープステート・トレーングをすると強い抵抗に会うときがあります。本来ただ自分の脳波を音に変え(可聴領域に移行させた音)をフィードバックさせ、本人に聞いてもらうだけの単純なトレーニングなので、強い抵抗に会うことが理不尽です。しかしそれは本人の覚醒レベルを下げ、無意識へと近づけるので、快方への道に繋がっているのに抵抗を示しているようです。
本来ディープステート・トレーニングは類催眠状態に被験者を誘いますが、機械がやるので、セラピストが催眠を使ったときに起こる抵抗が起きにくいのですが、それでも抵抗を示す人がいます。これから逃れるのはスローダウンです。ゆっくり変化していき、それに慣れてから、もう少しと行きます。いきなり大きな変化が怒るとダイエットのリバウンドのような事態が起こります。
ファミリーダイナミクス
ファミリー、家族は社会の最小の一つのユニットとして機能します。
この中の変化を良しとしない風潮があります。
他のメンバーに変化の余地を与えないことがあります。
今は変化の時なので、自分から変化し、相手の変化も受け入れるべきです。
もしホームトレーニングをしているのなら、子供のトレーニングばかりに気を取られないで、自分のトレーニングを子供より多くやってみてください。まず変化すべきは自分です。
これら3つの問題に対処するにはまずそれぞれを知り意識することから始まります。全てうまくいくわけではなくても、ゴールを意識すれば、道に迷いません。
コメント