どうして効果の有る無しが。
同じニューロフィードバック・トレーニングをしてもトレーナーにより効果があったり、無かったりします。どうしてなのでしょう。
実は同じ方法でトレーニングをすることはほぼ不可能なのです。
特にトレーナーが優れていればいるほどそれは再現できない領域に達していることがあります。
神は詳細に宿ります。能力が上がれば上がるほど、深く、詳細になっていきます。
ほんの一例ですが、普通、脳波を語る時、周波数帯域に名前を付け、名前で呼びます。
週端数の低い方から、デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波、ガンマ波です。
脳波の普通の1Hz-50Hz位の周波数を扱います。時と場合によりそれも変化します。
1~4Hz デルタ波、4~8Hzをシータ波、8~12Hzをアルファ波とか、周波数別に呼び方を変えます。
私はアルファ波を上げて、シータ波を下げません。
8~12Hzを上げて、4~8Hzを下げます。
私はそれを0.5Hz毎に調整を入れます。つまり8Hzを7.5Hz、7Hzに必要があれば下げていきます。
2つの抑制周波数帯と1つのリワード周波数帯、3つ周波数帯それぞれを0.5Hz単位で調整します。そしてその変化の影響をリアルタイムにスペクトラム・アナライザーというグラフで確認し、必要に応じさらなえる調整を0.5Hz単位で入れていきます。
つまり周波数帯域の名前は使わず、さらに細かく、0.5Hz単位で数字で表します。さらにトレーニングの対象が普通は振幅ですが、割合も対象にします。
続いてリワード設定です。マニュアルとオートから選びます。
マニュアルは単純に閾値の振幅の数字を設定します。15マイクロボルト以上ならOKとかです。例えばリワード周波数の閾値を15マイクロボルトに設定するとその周波数帯域の振幅が15マイクロボルトを越えるとリワードが発生します。
オートは振幅ではなく、時間のパーセントによります。つまり振幅に関係なく、トレーニング時間の設定した時間の割合に応じリワードが発生します。
つまりリワードをオートの80%に設定するとトレーニング時間の80%リワードが発生するように自動的に閾値が変化していきます。
さらにリワードを発生させるために必要な条件に保持があります。その状態をどれだけ保持したらリワードが発生するか決めるのです。
アナログの脳波をデジタル変換させるためのフィルターも種類があり選択します。選択したフィルターのオーダーナンバーも考慮の対象です。
詳細は必要に応じどこまでも続いていくようです。
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