記憶 知らぬ間の嘘

脳トレーニング ニューロフィードバック

「記憶は嘘をつく」という本をご存知だろうか?

記憶は私達が思っているよりずっとあやふやで信頼性が低いものだったのです。

少し前にアメリカで性的虐待で父親を訴える訴訟が多発しました。

そしてその根拠となる証拠は退行催眠により呼び起こされた記憶にありました。

しかしその後訴えた側の娘の敗訴が続きました。

敗訴の理由は退行催眠により惹起された記憶の信頼性の低さにありました。

あなたの最初の記憶は何ですか? 一番古い記憶、一番幼い時の記憶です。

私の最初の記憶は草原をハイハイで進んでいくものです。小高い丘のようなところを目指しハイハイするのですが、そこに着く前に持ち上げられてまた元の位置に戻されるんです。それを繰り返すのです。

しかしそれが本当の記憶かどうか私は疑っているのです。自分でいくら本当だと思っていても、人に簡単に記憶を植え付けることができるということがいくつかの心理学の実験で分かっているからです。

何度か「こんなことがあったよ」と2人以上の人に言われると本当にそんなことがあったのような気がするのが人の本質のようです。

例えば数名の親戚の人に「あなたは2歳の時にこんなことがあったんだよ」と言われると例えそれがまるで嘘でも本当に起こったかのように記憶の中に刻まれるのです。

だから本当にあったと私たちが思っていることが本当とは限らないのです。

どうやら私たちの記憶はバラバラになされ、形はここ、色はここ、動作はこっち、その時に感じた感情はこっち、というようにバラバラに貯蔵されます。

そして必要な時にそれぞれのパーツを呼び戻して組み立て直します。

何かを記憶してそれを思い出す作業には実に多くのステップがあってその中の一つに不備があればそれは正しい記憶にならないようです。

そして困ったことに、記憶のパーツの中で起こった事象と感じた感情が別々の所に収められることによって乖離が生まれることがあります。

児童虐待やネグレクトにあったりすると起こった事象とその時感じた感情にずれが生じて感情が大きくなり誰過大評価されそれが原因となってトラウマになります。

実際にはそこまで酷くないことでも感情がそれをコントロールできずに過大評価して全く手に余り絶望し受け入れ難いことが起こったかのように感じてしまいます。

それを解消するためには起こったこと感じたことを書き留めたり話したりして、ある意味再体験をして、理性の光を浴びさせます。

その差に気づけばしめたものでそこから回復の道が開けて行きます。 

しかしそのトラウマ治療はかなりの苦痛が伴います。トラウマの原因となった事象を再体験することになるからです。

もっと効果的で苦痛を伴わない方法があります。それがニューロフィードバックのディープステートトレーニングです。これははクライアントのトラウマの蓄えられている潜在意識に働きかけるからです。 

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